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ディエゴ・レヴェリチ(アーティスト名:エディコレ・グレーヴィでも活躍中)は、リュート奏者であり、種々の伝統的なバロック・リュートを演奏している。初のソロCD『ヴァイス・ア・ローム』は、イタリアの有名な音楽雑誌『アマデウス』で、その芸術性と技術が評価されて、最高の5つ星を獲得した。
 また、ディエゴは、自身の主催するアンサンブル「アルティ・クール・アツィオーネ」と、活躍中のコントラテノル、レアンドロ・マルツィオッテとともに、まだ楽譜出版されていないカンタータを演奏し、レコード会社「アルカナ(アウトヒア)」からリリースした。ディエゴはこれまでヨーロッパ、ブラジル、中国等をコンサートで周ってきたが、特に重要なのは、モスクワ音楽院(チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院)、上海交響楽団ホール、復旦大学(上海)、アレッサンドリア音楽院“アントニオ・ヴィヴァルディ”、ポツダム・サンスーシ音楽祭、クロアチアのヴァラツディンで開催された音楽祭「ヴァラツディン・バロックの夕べ」での演奏会が挙げられる。


ディエゴ・レヴェリチは1988年にクロアチアのロヴィンジで生まれ、同地のヴラディミル・ナゾル小学校にて、ドマゴイ・テルツィチのもとクラシック・ギターを習い始めた。小学校卒業後、プーラにあるイヴァン・マテティチ・ロニゴフ中等音楽学校にて音楽理論とギターを学んだ。在学中は、クロアチアおよび海外(スロヴェニアとイタリア)の様々なサマー・スクールとセミナーに参加し、アンテ・ツァガーリ、ヴィクトル・ヴィドヴィッチ、ジェヴデト・サハッジ、カルロ・マキオーネら高名な音楽家に師事した。
2008年には、イタリア・クレモナのパヴィア大学音楽学部に入学し、そこでルネサンスおよびバロック音楽に惹かれ、ローディにある私立学校にて、マウリツィオ・ピアンテッリのもと、ルネサンス・リュート、理論、アーチリュート、バロック・ギターを学びさらなる研鑽を積んだ。
バーリ音楽院では、ディエゴ・カンタルーピのもとで学び、最高点110点の優等で修了した。また、彼はこれまで、ホプキンソン・スミス、ポール・オデット、エドゥアルド・エグェツ、エヴァンジェリーナ・マスカルディ、アンドレア・ダミアーニ、マッシモ・ロナルディ等の現在活躍するリュート奏者のマスタークラスや個人レッスンを受講してきた。2012年には、ポール・オデット氏が主宰する国際リュート・コンクール第2回大会にて、ソロ部門で第1位、テオドロ・バウ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とのドゥオ「スルスム・コルダ」で室内楽部門全体での第1位を受賞した。また、ポルトガル・リスボンで開催された「若手の古楽奏者のための国際コンクール」でも入賞した。加えて、アドリス・グループ(クロアチアの企業)の協力を得て、ロヴィンジでの重要な展覧会のオープニング・セレモニーでも度々演奏してきた。ディエゴは、クラウディオ・シモーネ(アンサンブル名「イ・ソリスティ・ヴェネティ」や、マルコ・メンコボーニ、フェデリコ・フェッリ、アンドレア・デ・カルロ、アッレサンドロ・デ・マルキ、ステファノ・モラルディ、ヨアキム・フォンテーン、トミスラヴ・ファチーニらが率いるオーケストラやアンサンブルの一員としても活躍している。さらに、彼は数々のリュートのレッスンを開いており、主に、上海の復旦大学、ブラジルのウベルランジア連邦大学、ザグレブ音楽院、クロアチアでのギター・フェスティバル、リイェカ高校、トルコのエスキシェヒル音楽院およびイズミールのヤシャル大学、アレッサンドロ音楽院“アントニオ・ヴィヴァルディ”、モデナのオラツィオ・ヴェッキ高等音楽院にて講習会を開催してきた。これまで、ディエゴ・レヴェリチはクロアチア、ベルギー、ブラジル、中国、ハンガリー、イタリア、フランス、リトアニア、オランダ、ドイツ、ロシア、セルビア、スイス、トルコなど各地で、ソリスト兼アンサンブルのメンバーとして演奏してきた。また、ディエゴは、アルカナ、ソニー、ナイーヴ、マルチェッロ・ヴィッラ・クレモナ等のレコード会社から楽曲を発表している。2014年には、バロック・アンサブル「アルティ・クール・アツィオーネ」を立ち上げ、レアンドロ・マルツィオッテとともに、まだ楽譜として出版されていないナポリのカンタータを録音し、アルカナからリリースした。さらに、同レコード会社(アルカナ・アウトヒア)から『フランジ・クピド・イ・ダルディ』と題したCDもリリースしている。この若き音楽家たちによるアンサンブルは、バロック時代のオリジナルの楽器(および楽器編成)に寄せながら、あらゆるバロックのジャンルの演奏に挑戦している。

Last update: January 2018